vaio p mint nadia

明けました。今年はもうちょっと、ここに書き込む機会を増やしたいところ。

うちの vaio p (VPCP11AKJ、いわゆる新P)に linux mint 14(nadia) mate 32bit を入れたので、手順などを自分用にメモしておきます。

インストールの準備

  • linux mint の iso ファイルをダウンロードする。うちからは台湾の大学?のミラーサイトが一番近かった模様。
  • usb メモリを用意。
  • linux mint のサイトから持ってきた iso ファイルを、 unetbootin で usb メモリに書き込み。
  • vaio p 起動時の vaio ロゴで f2 を押して、 bios メニューで外部メモリから起動できるように設定。起動順は変えなくても、 vaio ロゴで f11 を押せば usb から起動する模様。

インストール

とりあえずこれでインストールできるはず。

起動直後の設定

  • まずは grub の起動メニューで e を押して、やはり例によってカーネルのオプションに gma500_gfx.dummy=1 を追加して起動。起動直後の解像度はまだ 1024x768 なはず。
  • sudo vi /etc/default/grub で、やはり例によって GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT に gma500_gfx.dummy=1 を追加。追加したら sudo update-grub すること。
  • sudo vi /etc/X11/xorg.conf で以下の内容を記述。
Section "Device"
    Identifier    "Configured Video Device"
    Driver        "fbdev"
EndSection

Section "Monitor"
    Identifier    "Configured Monitor"
EndSection

Section "Screen"
    Identifier    "Default Screen"
    Monitor        "Configured Monitor"
    Device        "Configured Video Device"
EndSection
  • 念のため sudo update-initramfs -u しとく。
  • サスペンドできるようにおまじない。 sudo vi /etc/pm/config.d/defaults で以下の1行を記述。
export PM_QUIRKS="--quirk-vbe-post --quirk-vbemode-restore"

これで再起動すると画面も1600x768になってるんじゃないかな。

その他の設定

  • そのままだと apt-get update が遅いので、「コントロールセンター」の System にある「アップデートマネージャ」で、ソフトウェアソースを最適なサイトにしておく。自動検出可能。
  • おなじく /etc/apt/sources.list 内の archive.ubuntu.com をひととおり jp.archive.ubuntu.com に変更しとく。
  • sudo apt-get update して sudo apt-get upgrade して再起動。
  • ちょっとググれば出てきますが、ubuntu-jaの成果を元に日本語化。
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/quantal.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja
sudo apt-get install ibus-mozc

こんだけ書いとけば、再インストールする時も困らんだろ...

音はちゃんと出ます。 Fn + F3, F4 で音量の変更も可能。無線LANも問題無し。
mate (マテって読むらしい)ってデスクトップ環境は gnome2 を元にしてるらしいので、最近のディストリビューションが使ってる gnome3 と違って、何もしてなくても画面の描画に cpu の負荷がかかるなんてこともなく。

TODO

方法がわかれば上記に反映していきます。まあぼちぼち調べますよ...

  • 電源ボタンを押すと即効でシャットダウンを始めるので、できればサスペンドするように直したい。→この辺の記述で直るかも https://bugs.launchpad.net/linuxmint/+bug/1010608/comments/4
  • 画面の輝度が Fn + F5, F6 で制御できるようにしたい。→こちらの記述を参考に。 http://f-st1029.noc.toyama.nsk.ne.jp/soft/ubuntu1110.html
  • ポインティングデバイスの真ん中ボタンを、unix的な真ん中ボタンの機能は残しつつwindows的な真ん中ボタンの機能(スクロールホイール的な)も使えるようにしたい。こんな記述で意図が伝わるかは微妙だけどまあいいや。→これも上記サイトに記載あり
  • sudo apt-get dist-upgrade してカーネルを更新したら、解像度が 1024x768 に戻ることがあった。色々やったら直ったけど、なんで直ったのかが分からんので、再インストールする機会があれば確認しておく。

なんかほとんど解決した感じ。

言い訳とか

gma500_gfx.dummy=1 ってオプションは、要するに新Pで動作しない gma500_gfx を無効化してます。たしか psb_gfx あたりでやってた方法を流用してるんだけど、起動時に gma500_gfx が「dummy なんてオプションねーよ」って言って動作を停止します。ちゃんと調べればもうちょっといいやり方があるかも。この方法は最近のディストリビューションでは fedora でも ubuntu でも効果があることを確認してます。
噂によると、新P以外の gma500 機では gma500_gfx がちゃんと動くらしいのにねぇ...。うちではどれだけやっても kernel panic してしまいます。

あと、ここに書き忘れてましたが去年の12月くらいに windows7 から windows8 に入れ替えてます。 windows8インストーラが見事にmbrを潰してくれたので、 ubuntu とのデュアルブートの構成をちょろっと変更して、 windows8ブートローダを経由して grub を起動するようにしてました。なので、今回はその辺はいじってません。 easybcd ってキーワードでググればそのへんの話が出てきます。